時々登場するであろう、関根の「勉強になった~!!」と感じたことを
*旅ブログ* に残してみたいと思います(*'人'*)
今回は 曹洞宗の「勉強になったこと」
私の実家はご先祖様の頃から曹洞宗の檀家さんです
小さい頃、祖父に”お寺さん”のことをたくさん聞かせてもらっていました
そんな曹洞宗の檀家でありながら、最近初めて知ったことがあります 😯
それは、曹洞宗には【両本山】と呼ばれる2つのお寺があるということ
一般的に各宗派にはそれぞれ 総本山と大本山 があり
総本山・・・本山を取りまとめている最高位の寺院のこと
大本山・・・総本山の次に位の高い寺院であり、所属の寺院を統括する寺院のこと
とありますが
曹洞宗ではその最高位の寺院が2つあるという特徴を持っています
そして
宗派の根本となるお寺のことを「大本山」としているので、
曹洞宗では総本山という言葉は使いません
その2つの大本山は 福井県と神奈川県にございます
ご存じの方も多い
福井県の大本山 永平寺(えいへいじ)
と
神奈川県横浜市の大本山 總持寺(そうじじ)です
(それぞれのお寺の名前をクリックするとお寺の公式ホームページをご覧いただけます)
福井県の永平寺 は、奥深い山に囲まれた広大な敷地に 70以上 の建物を有しています
今も多くの修行僧の方が厳しい修行生活をされておりとても厳粛な雰囲気です
私が参拝した日はとても暑い夏でしたが、
時折 ”近くの山から澄んだ冷たい空気” がスーっと流れる瞬間があり
とても心地よい時間でした
神奈川県の總持寺 は元々、石川県にありましたが、明治時代に焼失し現在の神奈川県横浜市へ移りました
約15万坪の広大な境内には 現在26 もの建物を有しています
JR鶴見駅から徒歩5分と交通の便もよく、開かれた国際的な禅の場として偉容を誇っています
では、なぜ?曹洞宗には大本山が2つあるのか・・・
曹洞宗では
お釈迦様の教えを伝え、現在の永平寺を開いた 道元禅師を「高祖」
道元禅師の教えを広め、曹洞宗の礎を築いた 瑩山禅師を「太祖」
を両祖としており、
道元禅師が建立した「永平寺」と、瑩山禅師によって開創された「總持寺(諸嶽寺を改名)」
の 両方を大本山としているから です
なので、【両本山】というのですね
奥の深い曹洞宗の歴史を知ることができ、とても勉強になりました
今度は神奈川県横浜市の【大本山 總持寺】を参拝しようと心に決めた関根です
2024.2.14
※関根の理解のうえで簡略している部分もございます 何卒悪しからずご了承くださいませ・・・(*'人'*)
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